クレジットカードの不正利用に気づいたら?身に覚えのない請求を見つけたときの手順4つと、補償の条件、これからできる対策も一緒に確認

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カードの利用明細を見ていたら、知らないお店の名前や、使った覚えのない金額が……。そんなとき、頭が真っ白になってしまいますよね。

この記事では、一般社団法人日本クレジット協会の案内と、カード会社の公式サイトで確認できた内容をもとに、クレジットカードの不正利用に気づいたときにすることを4つの手順に分けて整理しました。補償の考え方や、これからできる対策もあわせてご紹介します。

※補償の条件や手続きの方法は、カード会社やカードの種類によって異なります。実際の対応は、お持ちのカードの会員規約やカード会社の案内に従ってください。

目次

クレジットカードの不正利用はどのくらい起きている?

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被害額は高い水準が続いている

日本クレジット協会のサイト「クレジットカード不正利用5つの対策」では、2024年のクレジットカード不正利用被害額は過去最多の555.0億円に上ったと紹介されています。その内訳を見ると、ほとんど(92.5%)がインターネット取引での「番号盗用」の被害だったそうです。

2025年の被害額は510.5億円で、前年に比べて被害額、不正発生率ともに減少傾向がみられる、とも書かれています。ただし、同協会は「依然として高い水準が続いていることに変わりない」としています。

カードが手元にあっても被害にあうことがある

番号盗用は、カードそのものではなく、カード番号などの情報が盗まれて使われる被害です。つまり「カードは財布にちゃんとある」状態でも、不正利用が起きる可能性があるということ。だからこそ、明細を見て気づくことが大切になります。

日本クレジット協会は、不正利用の被害を最小限にするために必要なことは、できるだけ早くその被害に気づくことだ、と説明しています。

クレジットカードの不正利用に気づいたときの手順4つ

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ここからは、身に覚えのない請求を見つけたときの流れを、4つの手順でご紹介します。

1. まず明細の内容を落ち着いて確かめる

日本クレジット協会は、明細では「請求金額」だけでなく、利用日・利用店名・金額・支払方法などの「利用状況」までしっかり確認するよう案内しています。

身に覚えがないと思っても、実は自分や家族が使ったものだった、ということもあります。たとえば次のような点を確認してみてください。

  • 家族カードを持っている家族が使っていないか
  • 定期的に支払っているサービスの請求ではないか
  • お店の名前が、ふだん見かける店名と違う表記になっていないか
  • 利用日と、実際に買い物をした日がずれていないか

それでも思い当たらない場合は、次の手順に進みましょう。確認に時間をかけすぎず、「わからない」と思ったら早めに連絡するのが大切です。

2. すぐにカード会社に連絡する

日本クレジット協会は、お客様控えと金額が異なる請求や、利用覚えのない請求が含まれていた場合は、速やかに契約しているクレジットカード会社に連絡するよう案内しています。

連絡先は、カードの裏面や、カード会社の公式サイト・公式アプリで確認できます。メールやSMSに書かれた連絡先は、偽物の可能性もあるので、自分で公式の連絡先を調べてから連絡するようにしましょう。

3. カードの利用を止めて、再発行の手続きをする

不正利用の疑いがある場合は、カードの利用を止めてもらうことになります。たとえば三井住友カードのサイトでは、不正利用に対する補償をする場合には該当カードの停止(無効化)が必要と案内されていて、会員向けサイトで利用停止や再発行の手続きができると紹介されています。

カードを止めると、そのカードで支払っている公共料金や携帯電話料金、サブスクなどの支払い先にも影響が出ることがあります。不正利用の被害を広げないことが優先ですが、支払いが滞らないように、あとで一つずつ確認していきましょう。再発行されたカードが届いたら、支払い先のカード情報を新しいものに変更するのを忘れないようにしましょう。

4. 紛失・盗難のときは警察にも届け出る

三井住友カードのサイトでは、紛失・盗難に遭った場合は、不正利用の有無に関わらず、警察への届け出をお願いしています。海外で紛失・盗難に遭った場合は、警察へ届け出た上でポリスレポートを手配するよう案内されています。

カードが手元にある状態での不正利用の場合に、警察への届け出が必要かどうかは、カード会社によって案内が違うことがあります。連絡したときに、カード会社に確認しておくと安心です。

カード会社に連絡する前に用意しておきたいもの

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カードと、気になる明細の画面

あわてて電話をかけると、聞かれたことにすぐ答えられず、焦ってしまうことがあります。手元に次のものを用意してから連絡すると、落ち着いて話しやすくなります。

  • 対象のクレジットカード(手元にある場合)
  • 身に覚えのない請求が載っている明細(紙の明細、またはWebやアプリの画面)
  • 利用日、利用店名、金額をメモしたもの

カードを紛失している場合は、カード会社の公式サイトや会員向けサイトなどで、紛失・盗難の連絡先を確認しましょう。

やり取りを記録するメモ

連絡した日時、対応してくれた窓口、伝えた内容、案内された今後の流れなどをメモしておくと安心です。先ほどお伝えしたように、調査や返金には時間がかかることもあります。あとから「いつ連絡したっけ?」とならないよう、記録を残しておきましょう。

同じカードを登録しているサービスの一覧

カードを止めると、そのカードを登録しているサービスの支払いができなくなることがあります。公共料金、携帯電話、通販サイト、サブスクなど、カードを登録しているサービスを書き出しておくと、再発行後の変更手続きがスムーズです。ふだんから一覧を作っておくと、いざというときに慌てずにすみますよ。

不正利用の補償はどうなる?

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補償の期間や条件はカード会社ごとに決まっている

不正利用の補償は、カード会社の会員規約で決められています。たとえば三井住友カードでは、会員規約にもとづき、特別なケースを除き、不正利用の申告をした日から遡って60日前までの利用について損害を補償する、と案内されています。

ここで大切なのは「申告した日から遡って」という点です。明細を見ずに放っておくと、補償の対象になる期間を過ぎてしまうかもしれません。明細はこまめに確認しておきたいですね。

補償の対象にならないケースもある

三井住友カードのサイトでは、次のような場合は補償の対象にならないと案内されています。

  • 本人の家族や同居人、代理人による不正利用
  • 故意や過失により、第三者に暗証番号が知られたと認められた場合の、暗証番号の入力を伴う利用
  • 住所、氏名、電話番号などの変更を、遅滞なく所定の方法で届け出ていない場合

ほかのカード会社でも、補償の条件はそれぞれの会員規約に書かれています。「全額戻ってくる」とは限らないので、お持ちのカードの会員規約を一度読んでおくと安心です。

調査や返金には時間がかかることも

三井住友カードのサイトでは、身に覚えのない明細の問い合わせについて、約1週間で回答を連絡すると案内されていて、内容によっては1週間以上かかる場合がある、とも書かれています。請求の停止が間に合わなかった場合は、約2週間で返金するとされています。

カード会社によって流れは違いますが、すぐにすべてが解決するとは限りません。不安な気持ちになるかもしれませんが、案内された手順に沿って、ひとつずつ進めていきましょう。連絡した日時や、伝えた内容、受付番号などをメモしておくと、あとでやり取りをするときに役立ちます。

これからできる不正利用の対策

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日本クレジット協会は、クレジットカード不正利用の代表的な対策として、次の5つを紹介しています。

  • 個人情報を守る(フィッシング詐欺対策など)
  • 第三者による不正ログインを防ぐ
  • 本人認証サービス(EMV 3-Dセキュア)を登録・利用する
  • カード利用明細を確認する
  • カードと暗証番号の管理を強化する

明細はこまめに確認する

日本クレジット協会は、紙の明細なら到着次第すぐに確認し、Webやアプリの明細ならカードを利用していなくてもこまめに確認するよう案内しています。月に一度、家計簿をつけるタイミングで一緒に見る、などと決めておくと続けやすいですね。

利用通知サービスを使う

同協会は、明細の確認に加えて、カード会社の「利用通知サービス」を利用することや、カード会社からの「利用確認連絡」に対応することも勧めています。カードを使うたびに通知が届くようにしておけば、身に覚えのない利用に早く気づける可能性が高まります。

本人認証サービスを登録する

日本クレジット協会は、対策のひとつとして、本人認証サービス(EMV 3-Dセキュア)の登録・利用を挙げています。ネットで買い物をするときに、カード番号とは別に本人確認を行うしくみです。登録の方法はカード会社によって違うので、会員向けサイトなどで確認してみてください。

偽のメールやSMSに注意する

カード会社を名乗るメールやSMSに書かれたリンクから、カード番号やパスワードを入力してしまうと、情報が盗まれるおそれがあります。気になる連絡が届いたときは、リンクを開かずに、公式アプリやブックマークした公式サイトから確認するようにしましょう。

クレジットカードの不正利用でよくある質問

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少額の請求でも連絡したほうがいい?

金額が小さくても、身に覚えがなければカード会社に連絡しましょう。日本クレジット協会も、利用覚えのない請求が含まれていた場合は速やかに連絡するよう案内しています。

家族が使っていた場合はどうなる?

三井住友カードの案内では、本人の家族や同居人、代理人による不正利用は補償の対象にならないとされています。家族とカードの使い方について、一度話し合っておくと安心です。

明細はどのくらいの頻度で見ればいい?

日本クレジット協会は、Webやアプリの明細はいつでも確認できるので、カードを利用していなくてもこまめに確認するよう案内しています。毎週決まった曜日に見る、給料日に見るなど、自分なりのタイミングを決めておくと続けやすいですね。

カードを止めたら、次のカードはいつ届く?

再発行にかかる日数は、カード会社やカードの種類によって違います。連絡したときに、届くまでの目安と、その間の支払いをどうするかを確認しておきましょう。

クレジットカードの不正利用に備えるために

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クレジットカードの不正利用に気づいたときの流れを、もう一度まとめておきます。

  • 明細の利用日・店名・金額を確認し、家族の利用などを確かめる
  • 身に覚えがなければ、公式の連絡先からすぐにカード会社へ連絡する
  • カードの利用を止めて再発行し、支払い先のカード情報を変更する
  • 紛失・盗難のときは警察にも届け出る
  • 補償の期間や条件は、カード会社の会員規約で確認する

不正利用に気づいたときは、ひとりで抱え込まず、まずはカード会社に相談することが大切です。そして、いちばんの備えは、明細をこまめに見る習慣です。毎月の家計の見直しと一緒に、カードの利用状況もこまめにチェックしてみてくださいね。安心してカードを使い続けるための、小さな習慣です。

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この記事を書いた人

カードやキャッシュレスの仕組みを調べ、比較の判断材料を中立的に整理する編集部です。

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